像 の 墓 場
The Graveyard for a Poor Audio Fan
こちらは,猫に小判な男にすら見放された挙げ句,華やかな表舞台を退いて逝った懐かしの愛器の想い出を死蔵しておく像(=記憶)の墓場でございます。ある物は人に下げ渡され,ある物は回路が昇天し,そしてまたある物は飽きられて肥やしと化す。あゝ人の世はかくも無常ならん。
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Teac CD-P1820
(2001年暮れ〜2003年春 昇天)

再生メディア:音楽用CD/CD‐R/CD‐RW
周波数特性:20Hz〜20kHz(±1.5dB)
S/N比:85dB以上(1kHz、0dB)
全高調波歪率:0.02%(1kHz、0dB)
ワウ・フラッター:測定限界以下
チャンネルセパレーション:80dB(1kHz、0dB)
アナログ出力:RCA×1 デジタル出力:光(TOS)×1
D/Aコンバーター:デュアル1ビットDAC
デジタルフィルター:8倍オーバーサンプリング
消費電力:12W
外形寸法:435(W)×104(H)×290(D)mm 質量:3.6kg

これは2001年暮れに,とある電器店のバーゲンで格安購入。アンプとスピーカーが高級品なのに比して,凄い安物・・なんちゃってオーディオ好きでごめんなさい。でも,音はちゃんとしているし,見た目もなんちゃってヴィトン,なんちゃってプラダみたいで,割と気に入っています。CDってデジタルだから,どんな機械でも出てくる信号は大して変わらないんじゃん?と思って気にもしていないんですが,そんなもん邪道だと思われる方。どうぞ無知なあっしを説教してください(笑)。

その後の,彼はいわゆるソニンタイマーでも入ってるのかと思うほど見事に,1年余であっさり昇天した。今にして思えば,安かろう悪かろうの典型のようなプレーヤーであった。本機と後継機マランツCD5400のあまりの落差が,私をプア・オーディオに駆り立てる契機となったのかも知れない。
(\29,800 → \11,800)


Sony Portable CD player: D-E808
(2003年初春〜2003年晩夏 隠居)


薄さ約25mmのスリムボディ
ESP2 ON時での高音質をさらに追求した連続音飛びキャンセラー
液晶を見たい向きに変えられる回転式リモコンクリップ
基本操作を片手で簡単操作「eyeコマンダー」リモコン
光デジタル端子装備でMDリンクが簡単
アルカリ単3乾電池2本で約25時間の連続再生(ESP2 OFF時)
デジタルの高音質を楽しめる金メッキステレオミニプラグヘッドホン端子
丈夫で軽いアルミ合金採用

以前関わりのあった人物から,CDラジカセと引き替えにいただいたもので,これを見ると色々と苦い記憶が蘇って複雑な心境になります。残念ながら音飛びが出るようになったこともあり,今は一線を退いてもらい,専ら職場のBGM用として隠居生活してもらっていますが,今だに下手な普及機よりは好い音出していると思います。そのうち修理に出して,また使おうかなあと思って,捨てずに取ってあります。
(\26,000 → \4,980)


Fisher Portable CD player: Z-ACDP1
(2003年秋〜2004年1月26日勇退)

「音飛びガード機能」。
「重低音回路」搭載。
「電池残量少量表示」機能搭載。

仕様
●ランダム・リピートプレイ(1曲/全曲)
●プログラム再生20曲
●オートパワーオフ機能
●ラインアウト端子
●ホールドロック機能
●保障期間:1年
●メンテナンス機能:三洋電機サービス
●電源:乾電池DC3V、単3形アルカリ乾電池2本
●外部電源入力端子:DC4.5V
●ステレオヘッドホン付


初代単品なんちゃってシステムを構成していた迷器ティアック号があっけなく沈没。2代目ソニー号も隠居したため,急遽ドンキ帝国からリリーフ登板。このご時世にホームページすら持っておらず,希望価格すら書いてない怪し過ぎるメーカーの製品です(笑)。携帯CDが3千円で買えるなんて,あっしの青春時代には考えられませんでした(年がばれる)。

安物だけに使用数ヶ月にして,早くも一曲先送りボタン(
>>)が変形して,幾ら押しても前の曲を頭出ししやがりますし,4ビートを聴いていると,「ザザッ」とかいうノイズ一切なしに音飛びを起こして,原盤にはない変拍子リズムを刻みやがる迷機です(笑)。何せオーディオどころじゃないので,しばらくはこれで我慢〜。

彼のその後の帰趨をお伝えしよう。彼は2004年に郷里へ島流しとなったのち,満身創痍になりながらも,何と2007年4月20日まで長寿を全うした。泉重千代(誰?)も真っ青の素晴らしいハイ・コストパフォーマーだ。使用者のオヤジはさすが,日本が最貧国だった時分を知っている世代だけのことはある。私のような青二才とは比べ物にならぬほどの物持ちの良さだ。しかし,オヤジの鎖国も久しからず。ちゃんと箱型をした単体CDプレーヤーがとうとうオヤジの寝室へも乱入した。本機は老体に鞭打ちながら,自分より遙かに高価な単体プレーヤーへ無謀な闘いを挑んだが,2007年4月20日ワーテルローの闘いに敗北し,戦死した=つまり捨てられちゃった(笑)。合掌。(\4,500? → \2,980)


Marantz CD player: CD5400
(2004年1月26日〜2007年2月21日勇退)



■機能・特長
■オーディオ特性
シーラス・ロジック社製、高性能D/Aコンバーター搭載
周波数特性: 2Hz〜20kHz
ダイナミックレンジ: 100dB
S/N比: 110dB
チャンネルセパレーション: 100dB(1kHz)
高調波歪率: 0.0025%(1kHz)
ワウフラッター: 水晶精度
誤り訂正方式: クロスインターリーブコード・ソロモンコード(CIRC)

音声出力: 2.0V RMSステレオ
ヘッドフォン出力: 18mW/32Ω(可変最大)
デジタル出力: 同軸 0.5 Vp-p 75Ω/光 -19dBm
■光学読みとり方式・・・レーザー: AlGaAs半導体/波長780nm
■信号方式・・・
サンプリング周波数: 44.1kHz・・量子化対応: 16ビットリニア/チャンネル
消費電力: 13W

騙し騙し使っていた迷機FISHER号,ついに老化現象か上記症状が酷くなり,温厚な小生も耐えられなくなりました。もちろんあれはあれで,3000円のだろうが何だろうが保証書使って無料修理させるとして(2004年1月,修理完了・・というか交換完了しました:笑),CDP新調決定。秋葉原中を行脚して電気店新人営業マンよろしく価格調査。相場21900円の当時,19000円まで抑えることに成功しました。無駄なもんの付いてない,つるっとした相貌と,白っぽいつや消し金属の外観がなかなか気に入っております。

初めてオーディオに詳しい方へ意見を伺っての購入。実は上記TEAC号もまだ売っており,店頭で聴き比べなどやったんですが,素人耳にも分かるくらい違いました。チューニングはかなり高域に偏っていて,キツイくらい。しかし,コンバータとやらが良いらしく,音の粒子が,同価格帯のどれよりも細かく繊細。抜けが良く,透明感豊か。音像がくっきりしている。そのおかげでキツイ割に歪みなく,タイトで硬質,爽やかな鳴りっぷりです。エコー多めの録音(ECMなんか)で特に強みを出します。反面,癖のあるじゃじゃ馬娘なので,使用機器や聴くジャンルも選ぶ印象。オーケストラものは鮮明すぎて擦音まで聞こえてしまい,逆に辛いかも。違うもんなんですねぇ・・。

彼はその後,音楽をこよなく愛する某に奉仕するため,九州のとある僻地へ無償で婿入りした。現在もなお,主の心を癒してくれているものと思う。プア・オーディオ・ファンの鑑を自認するこのわたしが新品で買い,しかもその最期を見届けないまま手放した,ほとんど唯一の機器である。彼はまた,廉価で私に「同じCDプレーヤーでもいかに音質が違うものか」を教えてくれた私的名機でもある。オーディオなんて自称違いの分かる信者の娯楽。どれも大差ない,似たようなもんだ・・という,一般人特有の偏見から私を解放した,プア・オーディオ人生における最初の師匠でもあった。
(\28,350 → \19,000)


Teac MD-H500
(2001年〜2005年逝去)

●録音方式:磁界変調オーバーライト方式
●再生方式:非接触光学式
●サンプリング周波数:44.1kHz
●チャンネル数:2チャンネル
●録音・再生時間:最長74分(ステレオ)
●周波数特性:20〜20,000Hz±1dB
●S/N(EIAJ):92dB以上(再生)
●入力端子:アナログ/RCA×1、デジタル/TOS×1
●出力端子:アナログ/RCA×1、デジタル/TOS×1
●消費電力:14W
●外形寸法:285(W)×103(H)×301(D)mm
●質量:3.8kg
 

これは,2001年の春に,東京にいた兄が引き払うとき,引っ越しの手伝いにいったお礼として貰いました。持ち帰るとき,ずっしりと重くて閉口。「あんな小さいMDを鳴らすのに,なんでこんなに重いデッキが必要なんじゃ」と思ったものでした。しかし,高いだけに性能は良いです。CDRを持たない私は,オリジナルMDを作ってはBGMにして流したり,人にMDを作って送ったりと重宝しています。2005年に渡米する直前,ピックアップがお亡くなりになりました・・。直せばいいんでしょうが,もうMDなんて時代じゃないしなあ・・。
(\55,000 → \0)

Denon CD player: DCD-735
(2007年2月20日〜2007年4月.7日勇退)
DCD-735

メーカー DENON(日本コロムビア:当時)
定価 39800円
周波数特性 2Hz〜20000Hz
S/N比 108dB
ダイナミックレンジ 100dB
セパレーション 100dB
寸法(mm) 幅434×高100×奥280
重量 3.8Kg
消費電力 9W
16BITリニアコンバーター搭載
出力端子 アナログ(可変)1系統、ヘッドホン(ボリューム付)1系統、光デジタル(TOS)1系統

ほんとは,CD5400とCD6000oseとを,それぞれ下宿と仕事場に設置してウハウハ楽しもうと思っておったんですけど,さる事情からCD5400を人にあげることに。「さてどうしたものか・・」と,CD6000oseを買った店内を逡巡しつつ悩むあっし。ふと踏み入れたジャンク品売り場で出くわしたのがこの子でした。「CD動作OK,年式古いためジャンク」・・ってもうお店はお分かりですね(笑)。「動くんならこれでいいや・・」。ワンポイントリリーフとして急遽,4,400円で下宿のサンスイ号とDS-800ZXを助太刀登板してもらうことにしました。

・・いや,確かにそんな不純な動機で買いましたごめんなさい。ジャンク扱いされるくらい(10年以上前)の古いもんだってのもありますでしょう。でも・・ごめんなさい。初めて酷評しちゃいます。同じ価格帯,ちゅうよりむしろ安いマランツの前妻とは比較にならないくらいダメダメ君です。まず全体に音が安っぽい。音に膨らみと潤いがなく,紙みたいにぺらっとしてて,喩えていうならミニコンからラジカセに格下げされちゃった感じ。おまけに解像度がマランツとは比較にならないくらい悪く,音像もぼやけて定位も甘いので,高域の音(シンバルやベースの弦を弾く音など)が混ざり合って濁ってしまい,砂を噛むようなじゃりじゃりした音に鳴っちゃいます。

恐らくメーカーはペラ感を覚悟してでも,高域の音像をすっきりブライトにしようと,値段の制約の中で頑張ったんだと思います。しかし,砂を噛むような高域の潰れ具合と,反対にぶよっとだらしなく膨らむ低域の枝分かれしたその音は,何ともラジカセチック。正直もっと安いプレーヤーだと思ってましたので,ネット上でこのプレーヤーの情報を収集してみて,高いのとユーザーの評判がいいのとで,びっくりしてるのが正直なところです。得したつもりでしたけど,ドンキあたりで売ってる,本機購入価格と同じくらいの携帯型CDプレーヤー東南アジア出身,とレベル的にはあまり変わらないんじゃないでしょうか・・って,猫に小判の癖にむちゃくちゃ書いてごめんなさ〜いっ。これで満足なさってる方は,たぶん前に使ってたCDプレーヤーがラジカセか,もっと古い時代の単品プレーヤーをお使いだったかのいずれかだと思います。感想:「長くは持つまいな・・寿命的にも堪忍袋も・・」。

2007年4月7日,下記Kenwood号が新たに参入。より安いにも関わらず少しだけましな音を出したので,本機は下宿の臨時メインの座から降板。郷里のおやじ寝室用プレーヤー就任の選考会にも敗れ,行き場を失ったまま下宿のこやしとなった。しかし,郷里の母が趣味のフォークダンスで踊る音楽を聴く機械をましなのにしたいと慈悲の光を投げる。本機はめでたく貰われ,終の住処を得ることとなった・・。さらば!元気で活躍するのだよ・・(\39,800 → \4,410)


Onkyo D-032A
(2007年 3月18日〜2007年5月15日 勇退)

方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁設計(EIAJ)
使用ユニット 低域用:12cmコーン型
高域用:2.5cmドーム型
再生周波数帯域 55Hz〜35000Hz
最大入力 70W
インピーダンス 5Ω
出力音圧レベル 88dB/W/m
クロスオーバー周波数 3kHz
キャビネット内容積 6L
外形寸法 幅153×高さ259×奥行238mm(サランネット含む)
重量 3.5kg
付属 スピーカーケーブル(1.8m×2)

近所でお馴染み●ードオフのジャンク売り場は,まさに物質文明の掃き溜め,アフリカにおけるゾウの墓場状態です。しかし,時々勘違いで思わぬものがジャンク扱いされていることがあり侮れません。以前,ローランドの14万するピアノが「年式古いためジャンク」扱いされてたんですけど,よく裏を見ると2000年製造。何のことはない当該モデル「初出」の年式が古いだけで,目の前のピアノはごく最近に製造されたものであることが分かり,14割引?の1万円で買って大儲けした・・なんてことがありました。

本機も同じ様な文脈で,ツイーターに少し凹みがあるのを見た店員さんがジャンク扱いしていたもの。仕事場にデカイ器材を設置してホクホクな反面,昼間は隣人が居て遠慮してしまう立場としては,卓上に置けて小さい音で愉しめる昼間用のオーディオをもうひと揃い買いたいななんて思っていたところだったので,渡りに舟で衝動買いしてしまいました。気になるツイーターのへこみも,もともとこの部位がフニョフニョの柔らか素材で出来ているため,弱めの粘着テープを貼って引き出すと,「ぽこっ」と簡単に復元しました。1000円で卓上用のスピーカーをゲット。ちょっぴり得した気分です。

もともと,本機はONKYO INTEC185なるミニコンポの付属品だった模様。現在,フルセットの中古が1万数千円で買えるもののようです。所詮はその程度のコンポの付属品ですから,大した音ではありようがなく,狭い音域のドンシャリ型。比べる相手が相手だけに,高域のきめは粗いですし,最低域の深みもまるで不足しているわけですが,ボリュームを上げて追い込むと,音域狭いながらも愉しい我が家。厚ぼったく平坦な小型特有のせせこましい音癖のお陰で,ポップスを聴くときなどはダイヤトーンより聴きやすく,気が向いたら繋ぎ換えて使ってます。1000円でまともに動く可愛らしいスピーカーが一個買えたから,何となく得したなって感じでしょうかねえ(安物買いのゼニ失いとも云う)。音は正直,ラジカセと大差なし。我慢できず,いずれポアしてしまうかも知れませんけど,今のところは
「そのうちまともなCDプレーヤーと,ボロのアンプをもう一台ずつ買って,うちCDPは下宿にあるデノンのボロと交換。一緒に買ったボロアンプとその下宿デノンをくっつけ,この1000円オンキョーくんを重婚させて昼間の卓上用」・・そんな見果てぬ夢を抱きつつ,キープしておくことにします(笑)。

※その後,卓上サブ機として一時活躍するも,ほどなく同じシリーズのD-72Aに取って代わられ引退。郷里の母のサブ機として余生を送ることになった。幸せになるのだよ・・
(\16,000 → \1,050)


Sanyo PH-M7
(2007年 4月 3日〜2007年4月8日廃棄)

SPインピーダンス  6Ω
最大出力 50W

本体最大出力  64W
中国製

これ以外全てが謎です(笑)

え〜・・。最近なんだか猫に小判というより,猫に相応しい鰯の骨の陳列棚と化してしまい申し訳ございません。というわけで,また・・拾った(爆)。CDプレーヤーとカセットが一体型になってるミニコン・・ですらないか?ラジカセ君です。しかもCD部ピックアップ死亡です(笑)。鳴りません。治す気も起きません。スピーカー軽っ!オンキョーが立派に見えてきた怖っ!でもタダより安いもんはない。外部ライン入力が可能なのと,アンプが生きているのだけを理由に,とりあえず拾っとくことにする。ごみ拾いと呼ぶなエコロジストと呼べ。デノンCDPとオンキョーSPの安物遊撃隊によって,卓上の壮大なる地平へと展開されつつある音の一夜城。とりあえず卓上で音が出るところまで持っていく一助として,ワンポイントリリーフにでもなってくれれば良いでしょう。既に投入時点で半身不随のこやつには,それ以上何も期待しません。

のちのち使い回されないようにと意図してか,スピーカーと本体を繋ぐ端子がかなりヘンテコな専用プラグになっており,しかも本体から抜けないよう細工してやがる。エコロジストという名のゴミ拾い男(=あっし)に対する嫌がらせ以外に何のメリットがあるのか,彼らの考えることはよく分かりません。「ライブ」とか「アリーナ」とかいう,付けなくてもいい多彩なるエコー機能を内蔵し,原音を幾重にも歪ませる典型的な今風デジタル家電。しかも安物。もはや音は聴かないでも想像がつくので聴かずにおこう。あまりにボロの中国製なせいで,メーカーの「生産中止品一覧」ですら存在を抹消されてるぞ?そんな無責任でいいのかサンヨー。

華々しい卓上デビューから僅か5日。下記ビクターアンプ君がまさかの登場。四分の一の機能に五倍の値段がついた単体アンプ君とまともにやり合って勝てるはずもなく,たちまち彼は廃品置き場へ逆戻りに。今頃はスクラップ工場だろうか。明智光秀も真っ青だ。合掌。

※ちなみに本機もそうだが,サンヨーという会社は,この手のポータブルコンポ(スピーカーの脱着ができる,少し本格派のラジカセ)を作るのが本当に上手いメーカーだと思う。特にスピーカーの作り方の巧さにはいつも感心させられる。以前も兄から同社製のテーブルコンポをもらったことがあるが,それもスピーカーが非常に良くできていて感心したものだ。今でも姉がサブで立派に使っている。本機のスピーカーも,重さだけとれば,上記のオンキョーより遙かに軽く,金が掛かっていないのは明らかなのだが,全体をバランス良くまとめ,実に自然な音の拡がりだ。下記ケンウッドのアンプへ繋いだら,こんなボロいラジカセの付属品が,オンキョーを軽々と上回る,すっきりと見通しの良い音を出すのには参った。良く聞くと高域は粗いし,音域も狭いのだが,そのすぐ下の音域を実に上手に膨らませて,濁りを相殺している。価格・スペック上の限界をちゃんと弁えた上で,一本でも聴けるよう音の全体像をまとめあげる至芸においては,ダイヤのそれにも劣らないのでは(=サンヨーはピュアをやってないだけ)。設計者さんは,庶民にもできるだけいい音を・・とかなり矜持をもって作っておられるとお見受けする。たぶんオーヲタさんは誰も言わないから,わたしが誉めます。あなたがたは素晴らしい。(\(たぶん2万弱くらい?) → \0)


Kenwood DP-2050
(2007年 4月 7日 〜 2007年 5月7日 勇退)

型式 CDプレイヤー
読取り方式 非接触光学式読取り(半導体レーザー)
消費電力(電気用品取締法) 10W
外形寸法 幅440×高さ107×奥行261mm
重量 3.3kg


今度こそまともなCDプレーヤーを買うつもりなんです,なんですけど・・。性懲りもなく,また暇つぶしにジャンク売り場へ足を向けてしまったからいけません。
「完動です。2,100円」「10分の1以下だよ以下!」とかいう,何だか近所のスーパーで半額セール品を漁る主婦の気分になり,気が付いたら要りもしない安物のCDプレーヤーを二台も買ってしまった。気分はもう,「また詰まらぬものを斬ってしまった・・」五右衛門と同じ(ルパン三世参照)。こういう人間が,高齢者を狙う例の羽毛布団商法に引っかかるんでしょうなあ。

一緒に買った3000円のサンスイ号(CD-α317R)と三台を下宿に並べ,次々とサンスイアンプへ接続。「どれを残そうかなあ・・」と逡巡しながら低レベルの競争を繰り広げること30分。三台の共通点は,何といってもラジカセっぽいチープな音色と,高域のシンバルを美しく鳴らしきれない解像度の粗さですが,
@ドンシャリしたキビキビ感はあるが,音のバランスが歪んでいる(Denon号),A膨らみと落ち着きのあるバランスの取れた音ではあるが,高域の解像度悪く,ぼんやりと輪郭の定まらない音(Sansui号)という結果になり,最もましだったのがこの子でした。

痩せ気味の硬い音ではありますけど,音像の輪郭や定位は一番くっきりしており,奥行きと立体感のある,すっきりした音場は好印象。安物の限界か,すっきりしているくせに一つ一つの楽器の輪郭からラジカセ臭さが抜けないのは残念ですが,これなら何とか次のメイン機マランツが登板するまでは我慢できそうです


※と書いた直後,元メジャーリーガーの下記パイオニア号が卓上へ乱入。重さも値段も半分な俺が勝てるわけねぇだろ!な彼はたちまちはじき飛ばされ,下宿リーグのメイン機へ退いた。ところが無慈悲なことに,時を同じくしてビクターCD号も配置。哀れ本機はまたしても行き場を失って無償トレード要員。部屋の隅に積まれて処分がくだるのを悶々待ち,やがて中国地方のある山奥の知人宅へ,無償にて落ち延びていった・・。安物買いのゼニ失い?いや,ものは買ったのだから失っていない!・・とは購入者の負け惜しみである。合掌。
(\29,800 → \2,100)


Sansui CD-α317R
(2007年 4月 7日〜2007年4月20日 島流し)



型式 CDプレイヤー
読取り方式 非接触光学方式
ピックアップ型式 ハイプレシジョン・3ビーム半導体レーザー方式
回転数 200rpm〜500rpm
チャンネル数 2チャンネル
D/Aコンバーター 1ビット・リニア&ダイレクトコンバーションシステム(4DAC)

周波数特性 4Hz〜20kHz ±0.3dB
高調波歪率(1kHz) 0.005%以下
ダイナミックレンジ 96dB以上(EIAJ)
ワウ・フラッター 測定限界値以下
SN比 100dB以上(EIAJ)
出力電圧 2V
定格消費電力 13W
外形寸法 幅430×高さ100×奥行300mm
重量 4.0kg
付属 ワイヤレスリモコン RS-1150

アンプでしか関心のなかった山水電気さん。ジャンク売り場がなかったら,サンスイのプレーヤーなんて一生聴くことはなかったでしょう。エコロジカルなだけではない。まさにジャンク売り場は文化の係留点です。誰ですか単に貧乏人の吹き溜まりだろとか抜かしているのは。でも当たってるから反論できない・・涙。

見るからに普及機らしいペラペラした外観に大きな期待はできないのは重々分かっちゃいますけれど・・。
「完動です。3,100円」「10分の1以下だよ以下!」。見事,向こうの術中に嵌ってさあ大変。どんぐりよりもやり繰りに困るジャンクオーディオ自己破産男,ついまた要りもしないCDプレーヤーを買ってしまった。

一緒に買った2000円のケンウッド号(CD-2050)と三台を下宿に並べ,次々とサンスイアンプへ接続。「どれを残そうかなあ・・」と逡巡しながら低レベルの競争を繰り広げること30分。本機は第二等を獲得し,さしあたり仕事場の卓上プレーヤーの栄冠を獲得しました。まともなCDプレーヤーが来たら,下宿のケンウッドが追い出されて卓上に来るでしょうから,そのときは本機と卓上機の座を巡って仁義なき(低レベルの)闘いを繰り広げることになるでしょう。負けた方は?さあねえ,実家にでも落ち武者じゃないですか?奢ってない平家も久しからず。

何しろ普及機で,おまけに技術革新目覚ましいこの世界では致命的な10年以上の中古品。音はラジカセっぽいチープさが抜けませんし,特に高域のシンバルはどうしても美しく鳴らしきれないのですが
,安いなりに膨らみと落ち着きがあり,バランスの取れた音はさすがサンスイ。当初,高域が弱い気がしたんですけど,ピックアップの掃除でだいぶ改善したようです。しかし,オーディオファンには余程邪道なんでしょうねえ。ネットのどこを探しても,本機を載せてるページがないよ。とりあえず載ってるスペックは類似品CD-α317(Rがない)のものです。まあ,どーせ大して変わらんだろ。

音飛びする元メジャーリーガー(下記パイオニア号)がたちまちその座を剥奪。哀れな彼は活躍する間もなく僅か3日でベンチに戻された。それでも,寝室にメイン機を必要としていたオヤジのもとでなら,第二の人生を満喫できよう。ここに寝室用プレイヤー杯争奪戦が開催されたのである。彼はめでたく勝利。程なくワンポイントリリーフとして,遙か九州へと都落ちしていった・・。現在もなお,彼は現役で活躍中だ。
(\39,800 → \3,150)


Victor AX-Z 911
(2007年 4月 8日〜2007年4月20日 勇退)


型式 デジタルベーシックアンプ
<総合特性(CD、Line1、2、DAT1/Tape1、Tape2/DAT2)>
定格出力 120W+120W(6Ω、1kHz、歪率0.0007%)
110W+110W(6Ω、20Hz〜20kHz、歪率0.0035%)
全高調波歪率 0.0035%(8Ω、20Hz〜20kHz、定格出力時)
出力帯域幅 7Hz〜60kHz(8Ω、両ch動作、歪率0.02%)
周波数特性 DC〜200kHz +0 -3dB
ダンピングファクター 200(1kHz、8Ω)
入力感度/インピーダンス(1kHz) 400mV/30kΩ
SN比 86dB(EIAJ)
112dB(IHFショートサーキット)
バス・コントロール(スーパーバス) 0〜+5dB(50Hz、Volume -30dB)
PhonoRIAA偏差 MM、MC:20Hz〜20kHz ±0.2dB

<D/Aコンバーター部>
対応サンプリング周波数 32kHz、44.1kHz、48kHz(自動切換)
全高調波歪率 0.0035%(1kHz、EIAJ)
SN比 102dB(EIAJ)
ダイナミックレンジ 97dB(EIAJ)
入力 Digital1(オプティカル):-23〜-14dBm
Digital2、DAT Play(コアキシャル):0.5Vp-p/75Ω
出力 DAT Rec(コアキシャル):0.5Vp-p/75Ω
<総合>
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
電源コンセント 電源スイッチ非連動:2系統(最大200W)
消費電力(電気用品取締法) 200W
外形寸法 幅435×高さ166×奥行442mm
重量 19.0kg
付属 リモコン RM-SA911


郷里のオヤジはクラシック好きなのに,スピーカーをラジカセで鳴らす状態が続き可哀相。なので,最低限のステレオくらいはプレゼントしよう・・。こう書くと美談めいてきますが,要は最近,人にあげるという方向性で自己満を発揮しているあっしでございます。だって音がこんなにラジカセと違うんだよ?こんなに安いのにだよ?等と子どものような言い訳をしつつ,散財するのが愉しくて仕方がない私は,多分依存症ではないかと思われる今日この頃,本機も多分その路線です。いつもの如くジャンク売り場でお見かけした彼は,1987年に市場へと登場=20年経ってるオンボロさん。さすがに20年経つと,そのお店では半ば自動的にジャンキー扱いなんだそうです。完動品でも。へ〜へ〜そうなんですか。別にあっしはボロでも構わんよ自分がボロみたいなもんだし,ということで安さに負けて購入しました。

とりあえずは,卓上システムにアンプがない状態の仕事場へ担いで参りまして,ダイヤDS-300VとサンスイのCD-α317Rと貧相なる俄か卓上トリオを結成。最初は調子が出ないのかボリュームもガリ気味で,音もモヤついており「何だかラジカセみたいな音だな・・」と眉間に皺が寄ったのですが,スピーカーを位置換えしたりガリ取りしたりしてみますと,見事に解消。そうしてる間に徐々に暖まってきたのかみるみる音がくっきりと分離を始めまして。いや実にすっきりとした美しい音のアンプです。疑似A級動作してるらしいのですが,アナログ接続なので恐らくは普通のプリメインとして動いておりましょう。それでも,音像がすっきり整理され,それでいて輪郭に適度な円みがある。暖かく抜けが良く,明るく,素直な音です。なにぶん共演するダイヤとサンスイが力不足ですので,どうしてもラジカセ風の軽さが乗ってしまいはするのですが,机周りで聴くのには,十分に満足できる音です。

しかしねえ,いかんせんこのアンプ,卓上の相棒にするにはあまりにもでかすぎる。奧一杯にギリギリ詰めて置いても,わたくしのいじってるパソ子の目の前まで堂々とはみ出してきて領有権を主張。これじゃ,もはや誰のための机かわからんじゃあないの?彼の未来のためには,せせこましい机上にいてお互い窮屈な思いをするより,オヤジの寝室で朗々と音出ししてもらったほうが幸せだと思わずにはおれず。このままコイツを留め置きたい未練たらたらなれど,後日オンキョーアンプ君が来た時点で,オヤジの枕元へと旅だって頂きました。
(\89,800 → \10,500)


Pioneer PD-717
(2007年 4月 10日〜2007年5月11日隠居)



型式 CDプレイヤー
ピックアップ 3ビーム半導体レーザー方式
D/A変換 16bit直線・デジタル演算18bit
周波数特性(EIAJ) 4Hz〜20kHz ±0.5dB
SN比(EIAJ) 106dB以上
ダイナミックレンジ(EIAJ) 96dB以上
チャンネルセパレーション(EIAJ) 100dB以上
ワウ・フラッター(EIAJ) 測定限界(±0.001%W.PEAK)以下
全高調波歪率(EIAJ) 0.003%以下
出力電圧(EIAJ) 2.2V ±0.3V
チャンネル数 2チャンネル(ステレオ)
デジタル出力 同軸出力:0.5Vp-p/75Ω
光出力:-15dBm〜-20dBm(波長660nm)
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 10W
外形寸法 幅420×高さ123×奥行315mm
重量 6.0kg

「もうちっとましなプレーヤーを安く買い叩けないか・・」そんな夢のような話,あるとすればジの付くあそこしかございません。2日もせずにまたジャンク売り場をウロウロ。そんなとき見つけた本機は「CD再生した。音飛びします」。筐体にうっすら溜まった汚れが,手入れの悪さを物語っている・・。ぴんと来ました。「ピックアップ掃除すらしてないやろ?」。2千円なら外れても腹は立たんぞということで博打買い。元6万円の彼は,2千円で我がもとへ。きっと彼も無言のうちに,おのが都落ちを諸行無常よと嘆いているのではあるまいか。

仕事場へと運び込み,閉口しながら積年の汚れを拭き掃除。開いてもすぐ蓋が閉まるのに再び閉口。「こんな症状書いてなかったぞ」。CDを掛けてみますと,確かに時々音が飛びます。しかし,飛んでないときの音は,やはり普及機とは全然別世界。ピアノが石の如く硬質に,冷たく艶めかしく鳴り,紛れもなく打楽器であることを教えてくれる解像度の高さや,ハンマーとピアノ線がぴーんと緊張している感覚を教えてくれる音の粒子の細かさは,このクラス以上の特権なのかも知れません。

取り敢えず手持ちのブラシ式クリーニングCDを装填して鳴らす。「・・ってクリーニングCDの音じたい飛んでるぞ,わは」。苦笑いしつつ三度再生し,しかる後に飛んでたCDを再び装填したところ・・「おお,飛んだ・・けど一回だけだ」殆ど飛ばなくなりました。これでレンズ汚れが原因なのはほぼ確定。2千円で福音も確定です。儲けた〜・・って相変わらずリサイクル業者みたいで申し訳御座いません。取り敢えず天板を開け,無水アルコールで再度清掃して様子を見たところ,やっぱりたまに飛ぶも殆ど症状は無くなりました。しかもびく太くんと相性が怖ろしく良く,硬質で曖昧さのないすっきりした音が絶品。監督たちまちぞっこんLOVE(死語)。卓上リーグ先発ピッチャー決定〜。

一ヶ月後,ソニンちゃん登板で,音飛びの解消しない本機は引退。一ヶ月で2000円ならまあいいか・・。そう安物買いのゼニ失いを慰める墓場管財人。これぞプアオーディオの業である。その後,本機は職場の廃棄物置き場で処分。なんだか良心の呵責を感じる・・。(\62,000 → \2,100)


Kenwood KA 990 V
登板なし(2007年 5月 14日購入〜2007年5月16日旅立ち)



型式 VIG・DLDインテグレーテッドアンプ
定格出力(両ch動作) 20Hz〜20kHz: 130W+130W(6Ω、THD 0.006%)
110W+110W(8Ω、THD 0.004%)
1kHz: 155W+155W(4Ω、THD 0.004%)
115W+115W(8Ω、THD 0.004%)

全高調波歪率(20Hz〜20kHz) Phono→SP端子: 0.004%(定格出力時)
Tuner、AUX、Tape→SP端子: 0.004%(定格出力時、8Ω)
0.003%(1/2定格出力時)

混変調歪率(60Hz:7kHz=4:1) Tuenr、AUX、Tape→SP端子:0.004%(定格出力時、8Ω)
周波数特性 Tuner、AUX、Tape→SP端子:1Hz〜180kHz +0 -3dB
ダンピングファクター(50Hz) 1000
入力感度/インピーダンス Phono MM:2.5mV/47kΩ
Phono MC:0.2mV/100Ω
Tuner、AUX、Tape:150mV/47kΩ
SN比(IHF-A) Phono MM→SP端子:88dB
Phono MC→SP端子:70dB(250μV)
Tuner、AUX、Tape→SP端子:108dB

トーンコントロール Bass、200Hz:100Hz±10dB
Treble、3kHz:10kHz±10dB
ラウドネスコントロール(Volume-30dB) +9dB(100Hz)
サブソニックフィルター(-3dB) 18Hz、6dB/oct
ライズタイム Tuenr、AUX、Tape→SP端子:1.7μs
スルーレート Tuner、AUX、Tape→SP端子:±100V/μs
出力帯域幅(歪率0.04%) Tuner、AUX、Tape→SP端子:5Hz〜70kHz
Phono最大許容入力(1kHz、THD 0.003%) Phono MM:200mV
Phono MC:15mV
Phono RIAA偏差(20Hz〜20kHz) ±0.3dB
出力レベル/インピーダンス Tape Rec:150mV/330Ω
電源 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力(電気用品取締法) 265W
電源コンセント 電源スイッチ連動:2系統、100W
電源スイッチ非連動:1系統、400W
外形寸法 幅440×高さ158×奥行420mm
重量 13.9kg


趣味のフォークダンスの音楽を聴くのに,ラジカセを使っていた郷里のお袋。それを少し前に,メンテした懐かしの愛器リバティ715(コンポです)とDS-300スピーカー(元オヤジの愛器)のセットに換えてあげたところ,予想外に大喜び。「音が好くなったよ」なんて言って,風呂上がりに気に入ったCDを掛けてじーっと聴いてるもんだから・・。そうですかそうですか,じゃあもっと良くしようじゃありませんか・・とついついお節介の虫が。悪いことに,このタイミングで,ジャンク売り場に本機が並ぶと来ている(苦笑)。卓上にあるオンキョー君との聴き比べをしてみたい・・との野次馬根性もさらに追い打ちを掛け,気が付いたら自転車に積んで持ち帰ってました。

発売から20年。ちょうど卓上のオンキョー君と同じ頃のアンプで,値段も同じ。当時は批評家に絶賛され,売れ筋ナンバーワンだったそうです。音作りはオンキョーと正反対といって良いほど違いますねえ。オンキョーのように円みのある柔らかい輪郭の音ではなく,鋭角的でパリパリっとした音です。もったり厚ぼったいオンキョーに比べ,ぐっと低域が引き締まっており,ジャズのウッドベースなんかの表現は見事。シンバルもなかなかシャープに輪郭を縁取ります。ただ,全体に音が痩せているというか,乾燥肌。紙っぽいペラ感が残る音は明晰だけれど,みずみずしさや円みには乏しい。特に影響を受けるのがピアノで,ちょっと音が痩せて硬すぎるんですよねえ。オンキョーやサンスイだと円やかにみずみずしく鳴るピアノが,このアンプだとペラペラのアップライトになっちゃって,ピアノ好きの私にはどうにも許せません(重低音をブーストするとかなり改善し,聴けるようになりました。モニターしたスピーカーが小型なせいもあるのかも知れません・・)。「お袋の聴くやつはピアノなんて入ってねえよな」ということで,内部清掃と簡易接点清掃ののち,実家へ婿入りさせました。
(\79,800 → \4,200)


ONKYO Integra A-817XD
登板なし(2007年 5月 18日購入〜2007年5月20日旅立ち)



型式 スーパーチャージャー搭載・光ドライブアンプ
<パワーアンプ部>
定格出力
(20Hz〜20kHz) 105W+105W(CD→SP-OUT、8Ω、両ch駆動)
120W+120W(CD→SP-OUT、6Ω、両ch駆動)
ダイナミックパワー 190W+190W(6Ω)
235W+235W(4Ω)
295W+295W(2Ω)
全高調波歪率(20Hz〜20kHz) 0.004%(CD→SP-OUT、定格出力時、8Ω)
混変調歪率(20Hz〜20kHz) 0.004%(CD→SP-OUT、定格出力時)
パワーバンドウイズス 5Hz〜100kHz(IHF-3dB THD 0.2% 8Ω)
ダンピングファクタ 100(1kHz 8Ω)
周波数特性(CD→SP Out) 2Hz〜100kHz +0 -3dB
入力感度/インピーダンス Phono MM:2.5mV/47kΩ
Phono MC:160μV/220Ω
CD、Tuner、Tape-PB、DAT-PB、Line:150mV/47kΩ
Processor-In:150mV/47kΩ
Video、VCR-PB:150mV/47kΩ
定格出力電圧/インピーダンス Tape-Rec、DAT-Rec、VCR-Rec:150mV/560Ω
Processor-Out:150mV/560Ω
映像入出力 VCR-PB、DAT-Rec、VIdeo、BS、Video Moni Out:1Vp-p/75Ω

<イコライザーアンプ部>
周波数特性(RIAA偏差、Phono→Rec) 20Hz〜20kHz ±0.2dB
Phono最大許容入力(1kHz/10kHz、0.005%) MM:210mV/1000mV
MC:13mV/65mV
全高調波歪率(20Hz〜20kHz、Rec 3V出力時) MM:0.003%
MC:0.015%
<総合特性>
SN比(IHF-Aフィルター入力ショート) Phono MM:94dB(5mV入力)
Phono MC:75dB(0.5mV入力)
CD、Tuner、Tape-PB、DAT-PB、Line:107dB
トーンコントロール最大変化量(Volume -16dB) Treble:20kHz、±8dB
Bass:20Hz、±10dB
Contrabass:20Hz、+10dB
ミューティング -20dB
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 210W
ACアウトレット Switched:2系統、トータル100W
Unswitched:1系統、100W
外形寸法 幅435×高さ169×奥行392mm
重量 16kg


音質にさほどこだわりがあったわけではない姉に,半ば親切の押し売りのようにしてアンプを買わせたのは数年前。いらい姉は本機とほぼ同機種(Integra A-817EX)を使用しておりました。この当時のオンキョーのアンプには,どうも構造的に欠陥があったようで,ジャンク売り場に出ているインテグラ・アンプの半分くらいは,スピーカーの切り替えつまみ(写真の一番左下のやつ)が折れて,ゆるゆるになっているものが多い。そして,この部分の接点が早く駄目になるようですねえ。姉は物持ちのいいほうだと思うんですけど,さすがにここが壊れたようで,おまけにガリも出だした模様。修理してあげようかと言ってたんですが,うやむやにしているうち,身内に修理と称して取られちゃった模様です(笑)。可哀相なので,次は音楽好きの姉のオーディオを揃えてあげようと画策。まずビクターのSX511をスピーカーに選び(店頭から直接発送のため未聴),次いで選んだアンプがこれでした。

1980年代後半のインテグラ817シリーズ中,最高の完成度を誇ると噂されるモデルです。実は本機も,スピーカーのつまみが外れておりまして。「それで8,000円は高ぇんじゃねえの?」と思ったんですが,購入したのは天板から覗いた内部の状態が非常に良かったから。「オオッ,埃がほとんど溜まってないぞ。これ絶対に中を開けて整備してるな」。とても綺麗に使っていたのがありありと分かり,外れはなかろうと踏んでのことでした。実際,つまみは金属用の接着剤で簡単に付きましたし,ガリも全くなし。我が卓上で不安定にガリってる姉妹品(Integra A-817RXII)よりも音が引き締まり,シャープな音に,あげるのが惜しくなってしまったほど。でも,わしのは所詮卓上機だからと言い聞かせ,本機はめでたく御婿入り。整備中の一日しか,音を出す機会はありませんでしたが,オンキョーらしく,みずみずしい響きと適度なシャープネスがバランス良く同居したいいアンプでしたねえ。少なくとも上記ケンウッドよりは明らかに二枚くらい上手だと思いますし,それが中古でこれだけタマ数が多い理由でもあるのでしょう(それだけ支持されていた)。

このアンプから僅か十余年。いまやオンキョーは,オモチャみたいなミニミニコンしか作らないメーカーになっちゃいました。長い時間を掛けてせっかくここまで磨き上げた技術を綺麗サッパリ放り出しちゃうなんて,何とも勿体ない話ですが,これも時の流れというものでしょう。携帯にゲーム機と娯楽が増えた現代,音楽を真面目に聴く人なんて殆ど死滅しちゃいましたからねえ。そんな時代にあって,音楽をきちんと観賞する若く奇特な皆さん。余計な電飾やイコライジング機能ばっか充実し,元の音を何重にも歪ませて聴かせるいまどきのヘボいミニコン(オンキョーでいえばINTECシリーズ)を3万で買うくらいなら,ぜひこの時代の中古品を3万で揃えるようお薦めしたい。音楽を鳴らすという点に掛けては,これらジャンク扱いのオンボロ機のほうが,間違いなく数十段上であると保証します。(\79,800 → \8,400)


Marantz CD player: CD6000 OSE
(2007年2月20日〜2007年6月1日勇退)

■チャンネル:2ch
■周波数特性:5Hz−20kHz±0.3dB
■ダイナミックレンジ:98dB(1KHz)
■SN比:110dB(1kHz)
■チャンネルセパレーション:103dB(1kHz)
■高調波歪率:0.002%(1kHz)
■ワウフラッター:水晶精度
■誤り訂正方式:クロスインターリーブリード・ソロモンコード
(CIRC)
■音声出力:2.0VRMSステレオ
■デジタル出力:ピンジャック0.5Vp-p 75Ω
■角形光コネクター光出力:-19dBm×2
(フロント、リア)

■光学読み取り方式:レーザー AlGaAs半導体,波長 780nm
■信号方式
サンプリング周波数 44.1kHz
量子化対応 16ビットリニア/チャンネル

■一般
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力(電気用品取締法) 13W
最大外形寸法(幅×高さ×奥行) 440mm×86mm×312mm
質量(重さ) 5.6kg
前妻のCD5400号が,異常にくっきりした解像度を誇っており,すっかり贔屓になってしまったマランツ。同じマランツの別機種を,近所の中古屋で目にしてしまったからもういけません。たちまち試してみたい煩悩が沸き上がり,ついつい乗り換えてしまいました。実は前妻にはたったひとつ,時折頭が真っ白になったときのように音飛びするという,音質どうの以前の問題がございまして。もうちっとお高いのに乗り換えたら,それも解消してうっしっしなのではないかと思っておったのですよ。

大編成の管弦楽でも各楽器が異様にくっきりと像を結ぶ,曖昧さのないクリアな高域は健在。CD5400に比べ少し艶が後退してはいるものの,透明感と全体のバランス,繊細さはさらに増し,レンジ上の凹凸が減って万人向けの音になってるような気が致します。音飛びもさすがに起きなくなり,全体に大きな不満はほとんどないんですけど,ひとつだけ挙げるとすると,CD5400よりも大人しく,繊細な音づけですかねえ。クラシックは凄く素敵に鳴る反面,ジャズのようにダイナミズムの必要な音楽だと,細やかでタイトな音作りが災いしてか少し繊細で綺麗すぎるかも知れない。また,低域が全体に抑えめに処方されているため,ベースが後退してしまい,やや蠢動感は弱い。ドスドス系のパワーを期待するとちょっと物足りないかも知れません(注:その後長方形の十数畳ほどの仕事部屋(鉄筋)へ引っ越し。いっぽうのやや奥両サイドにスピーカーが鎮座し,反対側の奧に置かれた私の椅子までの距離が伸びたところ,部屋全体を筒にしてのバスレフ効果で低音が出るようになり,あまり気にならなくなりました)

尤も,これってあっしのアンプがA級(
Musical Fidelity)なせいも多分にあるでしょう。同機より遙かに野太く厚ぼったい,下宿のサンスイ号に繋いだら,たぶん凄くいい相性を示しそうな気がしますし,恐らくはそうしたB級系のアンプに繋いで音出しすることを想定して,タイトさと透明度を優先した味付けになっているんじゃないでしょうか。「うん,次はコイツを下宿へ隠居させるCDプレーヤーを何にするかだな」と・・と,最近オーディオ関連の金銭感覚麻痺気味でありますことよ。本機導入でCD5400さんは勇退。別天地でオンキョーのアンプと繋がって第二の人生を歩むことになりました。可愛がってもらうのだよ・・

マランツ特有の高域を強調した音が,やや癖を感じさせはしたものの,セッティングによって低音の出具合が大きく変わることを教えてくれた本機。美しい外観も手伝って,かなりのお気に入りではあったが,さらに音質の素晴らしいソニンくん(CDP-337ESD)が相手では叶わない。姉にもう少しまともなプレーヤーをあげたかったのも手伝って,本機は姉の御殿へと送り込むことにした。新天地で天寿を全うしてくれ。ありがとう・・君は素敵なプレーヤーだったよ・・。(\42,000 → \20,790)


Denon DCD-1510
(2008年 4月 6日〜2008年7月10日蟄居処分)


・20bit 8倍 オーバーサンプリング
・バー・ブラウン社製PCM54HP,20BITスーパー・リニア・コンバータ2個搭載
・電源 AC100V 50/60Hz 11W
サイズW43.5×D34 ×H14cm
■重量:7kg


仕事場にラックスのスーパーリッチな50万くんを鎮座させ,バブルな社長気分にはなった新たな仕事場。ところが,いざ移ってみますと致命的な問題が!なんとこの新居,オフィスビルを改装し,事務所用スペースをパーティション区切りして個室を捻出した関係で,スプリンクラーのない個室ができたらしく,消防法適用!なんと「各部屋の上部50cmをスカスカに空けないと使えません」とのお達しが!隣人のいる昼間はバブルセットは疎か,卓上用のちびコンポすら音出しできなくなってしまいました・・(ToT)

このあっしに音楽なしで一日仕事せえっちゅうことは,死ねっちゅうことですね?・・ということで,何とか昼間も音楽を聴きながら仕事をする環境を作る必要が生じまして。困った挙げ句,結局頼りになるのは貧しい子の味方ジャンク売り場。とりあえず許せるレベルの音で,ヘッドホンをぶっ挿して使い倒せるもんは落ちてないかとウロウロするうち,目に留まったのがこれでした。

型番が1600番台のひとつ下(1510)で,重さ7キロ。「ハハン多分元の値段は6万ね」。個人的にはケンウッドと並ぶドンシャリ界の阿行と吽行,はたまた金閣と銀閣ことデノンではありましたが,同じ5250円レベルでは,他にそにんの普及機しか売られておらず,状態もよさげでしたので,背に腹は代えられず本機を購入した次第です。

ひょっとするとグリスの固化かもしれないもののトレイの開閉動作はうすのろレベル。読み出しも遅めで眉間に皺が寄りましたけれど,もとより消耗品扱いですのでこれは我慢。目下,所有している耳栓では一番まともなオーディオ・テクニカのATH-A5(定価11,000円)をぶっ挿して聴いてみますと,低域重視なヘッドホンと相殺。いかにも昔らしいペラッ・シャリっとした音で透明感も解像度もラジカセ?ですけど,いちおう何とか聴けるレベルの音でした。
(\54,800 → \5,250)


Kenwood LS-D500
(2003年5月〜2007年9月末勇退)
2009年9月1日・他家へ嫁入り


形式 2ウェイバスレフタイプ防磁型
使用ユニット
低音用:?
高音用:?
公称インピーダンス 6Ω
再生周波数帯域 35〜22000Hz
出力音圧レベル 91dB/W
最大許容入力 120W (EIAJ)
外形寸法 幅27×高さ48×奥行26cm
重量 10 kg


2003年5月,某オフにて発見。これより遙かに容積のちっこい他のスピーカーが軒並み2万円前後なのに比して異様に安いのと,後ろの端子はちゃんとネジ締め式なのにも拘わらず合板っぽい箱を付けるという,妙な妥協の仕方が気に入ってしまい,サブ用として購入。大したもんでもないのか,殆どネット上にも情報がなく往生しております。

意外に重量もあり,作りは割にしっかりしていると思いますけれど,印象はやっぱり値段なり。同じようなタイプのスピーカーとしては,以前実家にダイアトーンのDS-300を買ってプレゼントしたことがあるのですが,性能は段違い。品があって素直。歪みのないダイヤトーンに比して,こっちは不釣り合いに高い音圧が物語るとおり典型的なドンシャリ型で,音域も狭くアンバランスに濁る。押しの強さ一本のガサツな肉体労働者・・といった感じです。これをフロントに使うのは不可能でしょうねぇ。オークションの相場は6000円前後のようですから,元値もせいぜい3万程度でしょうか。それでも,どうも音が綺麗すぎるあっしのオーディオは,ヨゴレなコイツが加わることで適度に世渡りした音になり,ジャズも聴けるようになりました。詳細を目下メーカーさんに問い合わせ中です。

※その後メーカーさんから大変丁寧な回答を頂きまして,コイツの正体が分かりました。1988年発売のHD-5000というシステムステレオの専用2WAYスピーカーだそうです。バラで買うこともでき,その場合の価格は以下の通り。意外にお高級だったんですねえ・・。(\69,000 → \5,500)

ダボついた低域に耐えられず,たま〜に音出しする程度となっていた本機。それでも2007年まで下宿でサブスピーカーの役割を全うした。しかし同年9月,仕事場のスペース確保の都合上,二門置いてた音響システムを音質の良いほうに統一したことから,二門めのメインSPだったDS-300Vは不要となり,下宿へ都落ち。値は高いのに音の冴えない本機はヤツとのサブ機争いにあっさり敗北し,現在は導線すら外されて下宿の肥やしと化している。哀れ・・

サンスイにこそ合わなかったものの,その後色々と試してみたら,消してそうヒドいスピーカーじゃありませんでした。高域はジャリ気味ですし,低域も膨らみますけれど,予めそれを分かった上で,例えば下記そにんのMOS-FET号なんかと上手にお見合いさせれば,かなり快く鳴るんじゃないでしょうか。ということで,2年の休暇後,ラジカセ卒業を希望した職場の同僚にそにんのESXアンプとセットで貰われていきました・・。さらば!幸せになるのだよ・・。


Onkyo Integra A-817 RXII
(2007年 4月 20日〜2007年9月末勇退,2008年3月14日婿入り)



型式 ステレオプリメインアンプ
定格出力(20Hz〜20kHz、aux→sp out、両ch駆動) 115W+115W(6Ω)
100W+100W(8Ω)
全高調波歪率(20Hz〜20kHz) aux→sp out:0.005%(定格出力時、8Ω)
phono MM→rec out:0.003%(3V)
phono MC→rec out:0.015%(3V)
混変調歪率(20Hz〜20kHz) aux→sp out:0.004%(定格出力時)
パワーバンドウイズス(IHF-3dB、THD 0.2%、8Ω) 5Hz〜100kHz
ダンピングファクター 100(1kHz、8Ω)
周波数特性 phono→rec out(RIAA偏差):20Hz〜20kHz ±0.2dB
aux→sp out:2Hz〜100kHz +0 -3dB
入力感度/インピーダンス phono MM:2.5mV/47kΩ
phono MC:180μV/220Ω
CD、tuner、aux、tape play:150mV/47kΩ
video、VCR play(音声):150mV/47kΩ
video、VCR play(映像):1Vp-p/75Ω
Phono最大許容入力(1kHz/10kHz、0.05%) phono MM:210mV/1000mV
phono MC:15mV/75mV
mon out(映像):1Vp-p/75Ω

定格出力電圧/インピーダンス tape rec1、2:150mV/560Ω
VCR rec(音声):150mV/560Ω
pre out:1V/600Ω
VCR rec、video
S/N比(IHF-Aフィルター入力ショート) phono MM:87dB
phono MC:70dB
CD、tuner、aux、tape play:100dB
video、VCR play(音声):100dB
トーンコントロール(Vol -16dB) bass:±10dB
treble:±8dB
ラウドネス +7dB(100Hz)
ミューティング -20dB
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力(電気用品取締法規格) 210W
ACアウトレット unswitched:1系統、200W
switched:2系統、合計200W
外形寸法 幅435×高さ148×奥行385mm
重量 12.0kg

ジャンク大好きプア・オーディオ・ファンのわたくし。次なるステップは,同じジャンク品でも「音出た」クラスからさらに安値の危険地帯への船出です。「Tunerに繋ぎ音出た。ボリュームガリ在り」,難ありのくせに6000円はぼりすぎじゃねぇの?と内心思いつつも,さしあたりこの程度の難なら失敗も少なそうですし,何よりこのアンプ,状態も良さそうで,おまけに値段の割に小ぶり。そもそもまたアンプを買う理由が「ビクターがでかすぎ」ですから,中堅機のレベルで大きさが小さいというのは立派なメリットでして。いちかばちかで卓上用に購入しました。

早速音出ししてみますと・・なるほど確かに酷いガリです。しかし,無水アルコールによるボリュームつまみ,スピーカー切り替えリレーの洗浄と,プラグ接続端子の清掃をおこなったところ,予想通り原因は酸化皮膜によるガリだったようで。ほぼ完全に復活。しばらくエージングをしたところ,見る見る覚醒して美音を出し始めました。

ビクターよりも繊細な高域と,ずっしりと重い低域。原音の風合いを残しながら,良い意味でプリメインとして上手に味付けされた音だなあという印象。小型には向いてるかも知れません。個人的には素直で生々しいビクターの音の方が好きですが,卓上用として,小音量で鳴らすには,全体のバランスを取りながらも低域と高域がちゃんと鳴ってくれるのは好都合。充分これならビクターの代用になりましょう。実質ダウングレードになるんでしょうが,その分こいつには「オンキョーとダイヤの2対スピーカーを連結してサラウンド」という楽しみがあるからいいもーん。というわけで親父の喜ぶ顔を想像しつつ,びく太くんさようなら〜・・。可愛がってもらうのだよ・・。
(\79,800 → \6,300)

5ヶ月もの間,仕事場の卓上でもったりゆったりした低域を愉しませてくれた彼だったが,9月末,仕事場の作業スペース確保の都合上,二門置いてた音響システムを音質の良いほうに統一する必要が生じた。彼の対抗馬はご存じミュージカル・フィデリティのA2。新品価格の時点で倍以上の英国アンプと,ジャンク出身者の彼が比べられて勝てるはずもない。持ち主の無慈悲な即決によりあっさり本機は勇退となった。・・使ってくれる誰かにあげたいんだけど,一所懸命接点掃除したりしたからなあ・・プアオーディオの愉悦をさわりだけでも味わいたい同僚に請われ,彼は現在,下記2品とのトリオで同僚のお部屋に出向。半年ほど彼の新天地で頑張ることになった。(その後,くだんの同僚が退職することになり,餞別の意味を込めて,愛用して頂いた本機はCDP,SPともども差し上げた)


Victor XL-Z 521
(2007年 5月 7日〜2008年3月14日婿入り)


1989年発売
K2インターフェース
8倍オーバーサンプリング
18bit 4DAC
横…43.5cm 奥行き…28cm 高さ…11.5cm
重さ…8.4kg


いつものようにプア・オーディオの聖地ジャンク売り場へ行ってみますと,しばらく行かない間にまたぞろ元バブルな方々が・・。大半が入門機クラス(3万円前後)と思しき筐体の質感と重量のばっか。「ははあ,これ買ったら安物買いのゼニ失いだろな」と最近ジャンキーの癖に贅沢病に罹患しているあっしは触手が伸びません。そんな中,ふと目に留まったのがこれです。先日買った音飛びくんのパイオニアと実に良く似た外観と重さ。フロントパネルで「18ビット機」であることを吹聴するところまでそっくりで,あっしでなくとも「多分PD-717のライバル機種やな」とすぐ気づくことでしょう。2,600円で完動品なら文句ございません。下宿のケンウッド号よりは数段ましな音を出すだろうということで,早速当座の下宿用メイン機として購入しました。

予想通り,出てきた音は質感もパイオニアのとそっくりといって良いくらい似ている。ただパイオニアと比べると,個人的には少し負けてるかなという印象。高域の音作りにごく僅かシャリ感があり,低域がゆったり目に膨らむ音作りをされているのが,そう感じる所以かも知れません(この辺は好みでしょうねえ)。それでも,痩せた粗めの音で不満たらたらだったケンウッドとは比べるのも失礼なほど良い音になり,最近自ずと下宿から足が遠のいていた理由は下宿のセットの音の悪さだったことを,改めて本機に実感させられました。肌理細かく冷たい光沢のある高域のクリアさと,氷面の如く磨かれた音像はさすが中堅機です。次のに乗り換えるまで,本機で充分持つでしょう。「また換えるのにウン万か」とゲンナリしてただけに,2千円でCDをまともな音に換えられて僥倖でした。その後下記ソニー号が来たため,マランツと本機の三台で最適配置をすべく試聴したところ,彼は卓上で最も才能を発揮したため,卓上へ移動しました。
(\59,800 → \2,600)


少し細部の表現力に欠けるとはいえ,仕事場の卓上で忙しく回転していた彼。紛れもなくその4ヶ月間は最もハードワーカーであった。オンボロの癖に,その間いちども不具合を起こすことはなく,バブル期日本のものつくりの矜持をひしひしと感じさせたものである。現在は仕事場で行き場を失い隠居中であったが,現在は下記072a号と798アンプのオンキョー兄弟とトリオを組み,同僚の部屋へ出向。しばらくの間,彼らに同僚の心を温めてもらうことにした。(その後,くだんの同僚が退職することになり,餞別の意味を込めて,愛用して頂いた本機をアンプ,スピーカーともども差し上げた)


Onkyo D-072a
(2007年 5月 15日 〜 2007年10月23日より出向, 2008年3月14日婿入り)

\26,000(2台1組、1995年10月発売)
方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁設計(EIAJ)
使用ユニット 低域用:15cmコーン型
高域用:2.5cmドーム型
再生周波数帯域 45Hz〜30000Hz
最大入力 80W(EIAJ)
インピーダンス 6Ω
出力音圧レベル 88dB/W/m
クロスオーバー周波数 3000Hz
外形寸法 幅193×高さ340×奥行272mm(サランネット含む)
重量 5kg
備考 付属:スピーカーケーブル(2.5m×2)
別売:スピーカースタンド AS-200A(2台1組、\22,000)

実家へと旅立つケンウッドのアンプ君。独りでは寂しいだろうということで,卓上機のサブで使っていたオンキョーの小型おんぼろスピーカーD-032Aを,奧女中として付けてあげることにしました。かといって卓上のダイヤDs-300vとオンキョーアンプのコンビだけでは,低域が寂しく高域もシャリついていけません。卓上サブ機の後釜に何か買わないとな・・,と物色中,「おやおや?郷里に島流そうと思ってたオンキョーのおちびちゃんと同じシリーズぽい名前だな?」と目に留まったのがこれでした。

単体で聴くにはあまりにだらしなく太った低域。そのくせ高域はモヤついてまるで出ない。いわゆるちびデブタイプの音だった032A。所詮は卓上コンポ用かそれに毛の生えたレベルのシリーズなんでしょう。「今どきのお手軽オーディオファンは,卓上コンポしかなくて可哀相だな・・」。かつて10万も出せば立派なミニコンが買えた時代を(おおよそリアルタイムで)記憶しているあっしは,同じ値段でこのレベルの商品しか選択肢のない若人たちに同情心すら沸いて参ります。でも,サブ機には却って本シリーズのそんな特性が合いましてねえ。ダイヤの綺麗すぎる音を,でっぷり低音がエグく野太く下支えしてくれるので,とっても便利です。もちろん今回も,ハナから単体で満足のいく音を出してくれることなんて期待してません。いちまんえんだけ前任のD-032aよりお高いし,少しは音もましになるだろうということで,最初からサブ機目当ての購入でした。

ところが,音出ししてみますと・・意外にもこれが悪くない。確かにもったり膨らんだ相撲取りのような低域とシンバルの濁りが気になる高域の整理の悪さはややあるものの,弟分より筐体がでかいせいか,立体感が格段に増加。各音の分離がぼんやりながら取れて全体のバランスも良くなってます。中高域(真ん中よりやや高め)の音が綺麗に出てるせいですかね。さすが1万円の差はでかいなと思いつつ,本機の登場で弟分の前任D-032Aはめでたくお役ご免となりました。
(\26,000 → \3,150)

その後,本機はしばらく卓上用のSPとして,オンキョーアンプにビクターの598プレーヤーとトリオを組ませていた。昼間,隣室に人がいる間の小音量リスニング用である。ほどなく,ほとんど卓上でしか聴いてないことに気が付いた所有者が英国アンプとソニンぷれいやを卓上へ移し,二門体制を止めたことから,オンキョー号とびく太ぷれいやは失業したものの,本機だけは新しい外人上司と抜群のパートナーシップを発揮。気に入られ,今日も卓上で元気に頑張っている。シャリ+ダボり満載でチープな音だったはずの彼が,フィディリティ・アンプと組んだとたん,エリート社員へ大変身。とても三千円の質流れとは思えない(苦笑)。オーディオは組み合わせの妙だと,改めて思い知らされた。2007年10月,同僚が死蔵状態のオンキョー798アンプを使いたいというので,本機はレンタルで当該者のお部屋へ出向。しばらく単身赴任で頑張ってくれ給え。(その後,くだんの同僚が退職することになり,餞別の意味を込めて,愛用して頂いた本機をアンプ,CDプレーヤーともども差し上げた)


Sony CDP 333 ESD
(一号機:2007年 5月 11日〜2007年6月10日勇退)
(二号機:2008年 7月10日〜2008年 9月 2日隠居,12月2日出奔)




1986年発売
周波数特性 2Hz〜20kHz ±0.3dB
全高調波ひずみ率 0.0025%以下(EIAJ)
信号対雑音比(S/N) 106dB以上(EIAJ)
ダイナミックレンジ 97dB以上(EIAJ)
チャンネルセパレーション 100dB以上(1kHz)(EIAJ)
出力端子 下の表を参照
大きさ 430×110×340mm(幅/高さ/奥行)
重量 約8.2kg
消費電力 15W
リモコン RM-D550

1.一号機の帰趨
薬の切れた薬中の如く,また足を向けてしまったジャンク売り場。唯一,卓上のパイオニア号だけが完全に音飛びから解放されず。取り敢えずジャンク売り場で「音出ました」を探すしかないぢゃん?という,何とも浅ましい動機です。しかしさすがは大東京。隅の目立たぬ所に,次の獲物が放り込んでありました。5000円のリモコン付きパナソニック号と迷いましたが,重さが段違いでして。「多分こっちはびく太くんと同じレベルの中堅クラスで,パナは入門機だな」で,こっちを選択しました。

下宿で鳴らしたところ,エコーでも掛けてるのかと目を見張るほど艶やかにみずみずしく鳴り,仕事場のメイン機をも凌駕する勢い。それでいて怖ろしく細部の音像が明晰。この音が4000円ですかと思わず感嘆。本当は下宿に完動品が来た時点で,仕事場のキンキン気味のマランツを下宿に持ち帰る積もりでいたんですが,音出ししたサンスイアンプと機とあまりにも相性が良いもんで,仕事場のメイン機にするのは断念。そのまま下宿でメインを張ってもらうことにしました。何しろ1986年と20年も前のプレーヤー。いつピックアップが昇天なさってもおかしくありませんが,音は充分満足。最後まで我が下宿ホスピスでターミナル・ケアしてあげる覚悟です。
(\89,800 → \4,200)

このESDシリーズには「トレイ周りのグリスが酸化→固化して開閉ができなくなる」という故障が多いようで,本機もトレイがゆ〜っくりしか開きませんでした。しかし,蓋を開けて古いグリスを取り,代わりの油を差したら見事に治癒。元はそこが売りの商品だったらしく,治った途端もの凄くトレイの開閉動作が速くなりました。この故障でこんなに安かったのか・・とすれば儲けもんだったかも。リモコンもありませんでしたが,すぐ側のリモコン売り場で拾ったそれっぽいやつを使い回したら,見事に動きましたw。

まだまだ問題なく動いてはいるが,たまたま安く後継機(CDP-337ESD)を買ってしまったので,本機はオヤジの寝室へ都落ち。オヤジの耳元で余生を送ることになった(既にオヤジ寝室で国司を務めていたサンスイのMASH機(α317R)は茶の間へと左遷。諸行無常である)。


2.二号機の帰趨
最近,ハードオフの値つけが尋常じゃないと思うのはあっしだけでしょうか。一昔前なら,1980年代後半のアンプ=ジャンク扱いが一万以上するなんてあり得なかったのに,今じゃ数千円オーダーでかつての798アンプを売ってるのなんて滅多に見ません。あっしも含め,バブル期オーデヲ漁りを趣味にする人間が増え,少々オフを甘やかしすぎたのかも知れませんなあ。とゆうわけで,だんだん足が遠のきつつある今日この頃。しかし,卓上の急場凌ぎなデンオンCDPの音飛びがどうにも気になって仕方なく,ついに観念したあっし,久々のボロプレーヤー漁りへと出かけた次第です。

そにんの型新しめなプレーヤー(CDP-997とか)が軒並み5千円,デンオンのDCD-1500も5千円ってそりゃ幾らなんでもボリショイさ〜かすだろ?と思いつつ方々を物色するも,一昔前とは明らかに違う値つけに落胆。唯一見つけたのが本機でした。確かに5千円なんだけど,「トレイ開かず,動作確認できません」の難ありジャンク。上記の一号機が4千円で完動だったのを考えれば,オフの方針転換は数字の上でも実証されてるだろ?と呆れるばかり。一度開封して中を覗いた経験があり,開閉の不具合が何のせいか予想がつかなければ,まず手は出せますまい。

幸い,予想通りといいますか,不具合はグリスの酸化で,比較的容易に復元可能でしたし,さすがデノンの6万とでは音質も比較にならないほど繊細。ピックアップも元気で全てが上手く運んだから良いようなものの,不具合ありの品が値下がりどころかむしろ高くなった昨今のプア・オーディオ界のお寒い状況には,ただただ失望の念ばかりが込み上げて参りますですねえ。いつ潰れるかは分かりませんけれど,本機は命尽きるまで,卓上システムの一員として頑張ってもらいます。
(\89,800 → \5,250)

しばらくこれで行こうと思っていた矢先,ケンウッドのDP-8020を見かけて浮気したのがマズかったのか,機嫌を損ねた本機。僅か二ヶ月ほどで見る見る音飛びするようになり「あの娘とあたしとどっちが大事なのっ!」的ヒステリー症状を露呈した。「仕事とアタシとどっちが大事なのっ!」と言い換えても良い・・との豆知識もどうでも良い。しかし,前者はともかく後者みたいな二者択一を迫るような女性に,果たして男が本心から惚れ治し,なびくと思っているのだろうか?(←勿論そんなことはあり得ぬ)。ということで,あっさり本機は隠居。卓上機はケンウッドとすげ替えた。しかし,たった二ヶ月で5千円か・・。ハズレを掴んでばっかりだな・・。やっぱCDプレーヤーだけは新品買わんと駄目ですねえ・・。その後,本機は愛機サンスイアンプの老後の面倒を申し出た友人の求めに応じて,三点セットの一角を形成。友人宅をホスピスに,最期のひとときを送ることになった。アレルヤ!良い人生を。


Sony CDP-228ESD
(2008年 2月 18日 〜 2008年2月19日より出向中)




型名 CDP-228ESD

周波数特性 2Hz〜20kHz ±0.3dB
全高調波ひずみ率 0.0025%以下(EIAJ)
信号対雑音比(S/N) 110dB以上(EIAJ)
ダイナミックレンジ 100dB以上(EIAJ)
チャンネルセパレーション 105dB以上(EIAJ at 1kHz)
・「デジタルシンクシステム」
・デジタルシンクIC
・8fs45bitノイズシェイピング・デジタルフィルター
・ハイプレシジョンリニアD/Aコンバーター
・サーボ電流のノイズ成分をローパスフィルターを通して除去したSサーボIII
・リニアモーター・トラッキングメカ

・G(ジブラルタル)ベース・ユニット
・アコースティックシールド構造
・ディスクトレイ開口部の特殊ゴム材バンパーによる、トレイ収納時の気密性向上
・剛性・耐振性を高めた2重構造トッププレート
・ツインモノ構成オーディオ回路
・カスタムファイル
・20キーシステム
・LED付きラインアウト連動ボリューム装備のヘッドホン端子
・オン・オフスイッチ付き光・同軸2系統デジタルアウト
・8cmシングルダイレクト対応

大きさ 430×115×340mm(幅/高さ/奥行き)
重量 約6.2kg
消費電力 12W
リモコン RM-D570


最近わたしみたいなるさんち男が増加しているせいか,音響がらくた屋の値段設定が高めになり辟易。足がやや遠のいておりました。実際,自分のオーディオも337ESDで充分間に合っておったんですが,ついつい所用のついでに,出来心で足を向けてしまったのが運の尽き。4000円の値札を付けられている彼を見つけたからいけません。おまけに贔屓のESシリーズで,価格もきょうび珍しくまずまず良心的。「そうだ,実家の親父のプレーヤーが昇天しかかってたな」。折良く,以前送り込んだ333ESDが昇天しかかっていると小耳に挟んだ親父の寝室に,後添えとして送り込むことを意図して購入することにした次第です。

簡易清掃とレンズクリーニングを実施。動作確認を兼ねて試聴したところ,姉妹機の337ESDに比べ,ぐっときびきびと元気の良い音作りが印象的。さすがに3万のコストダウンの影響は隠しようが無く,細部は少しばかり肌理粗め。読み出しは高速ながら,トレイの開閉動作は300番台の姉妹機たちよりぐっと遅くなります。そこらへんに価格破壊の影響が出ているのでしょう。それでも,20年間壊れずにこうして市場へ出てくるんですから,やっぱりこの時代のものは作りがしっかりしている。音のバランスも良く,ソニーのESシリーズはホントに外れがないなあと感心しきりでした。パイオニアのPD-717に次いで,この価格帯で二番目のお気に入りさんです。といっても,ほとんど聴く間もなく,嫁に出しちゃったわけですが・・。
(\59,800 → \4,200)


Sony CDP-997
(2008年 3月 11日)

周波数特性 2Hz〜20kHz ±0.3dB
全高調波ひずみ率 0.0025%以下(EIAJ)
信号対雑音比(S/N) 115dB以上(EIAJ)
ダイナミックレンジ 100dB以上(EIAJ)
チャンネルセパレーション 110dB以上(1kHz)(EIAJ)
出力端子 ライン出力2系統,デジタル出力,ヘッドホン端子
大きさ 430×110×355mm(幅/高さ/奥行)
重量 約4.4kg
消費電力 15W
リモコン RM-D997

完動品なのに安く,おまけに状態が非常に良かったという理由だけで衝動買いした本機は,箱を持ってみればすぐにそれと分かるエントリークラスのプレイヤー。はなから音質には何の期待もしておりません。何でも「HALL,CHURCH,JAZZ CLUB,STADIUM,LIVE ROOM,BGM」のエフェクト機能が内蔵されてるんだそうな。そんなもん内蔵せんでいいから,そのぶんDACにゼニ回してくれと思うのはあっしがオタと化してしまったからなんでしょうか。

下宿の山水君につなぎ,さっそく音出し。普及機特有の,粘り腰から粘りを抜いた,脆く潤いのない音質は,やはり同じソニーの上位機種である337ESDとは雲泥の差。それでも,潤いがないということは,音の輪郭線の間を満たす瑞々しさがないということであり,輪郭線そのものはきちんと再現できている。腐ってもこの時代のソニーはさすがです。ドンシャリくんのケンウッドと合わせれば,上記の欠点も強烈すぎるスピーカーの個性で誤魔化されてしまい,充分に聴けます。3千円以下で売っていれば,お試しになる価値は充分にあるのではないでしょうか。ちなみに,最初から贈答品目的で買った本機,レンズクリーニングの後,僻地の友人に貰われていきました・・。もち無償。何やってるんだオレは・・。
(\39,800 → \2,100)


Kenwood LS-11 Excellent
(2008年 2月 ?日)


方式 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁設計
ユニット 低域用:19cmコーン型
中域用:8cmセミドーム型
高域用:1.6cmドーム型
再生周波数帯域 45Hz〜48kHz
最大入力 130W(EIAJ)
定格入力 60W
インピーダンス 6Ω
出力音圧レベル 89dB/W/m
クロスオーバー周波数 1kHz、5kHz
外形寸法 幅228×高さ403×奥行276mm
重量 8.8kg
別売:スピーカースタンド SG-11(2台1組、\16,000)
外形寸法 幅280×高さ490×奥行295mm
天板:幅190×奥行190mm
重量 3.5kg

下宿のサンスイ君とダイヤ君のコンビはなかなかいいコンビなんですけど,どうもダイヤはでかすぎるのか,低音が出過ぎてしまって壁が共振してしまい悪戦苦闘。「やっぱりわしの狭い六畳間には小型のスピーカーがお似合いなのかねえ・・」そんなことを考えつつ,とぼとぼと立ち入った中古家電屋で拾ったのがこれでした。

ケンウッドといえば,すでに一度LS-D500で玉砕してたんですけど,ご覧の通りの見た目と小型とは思えない重量,そして筐体一杯にスコーカーとツイーターを詰め込んだ無理矢理3ウェイ感に惚れ込んでしまい,「また要らぬものを買ってしまった・・」。

音出しした印象,ですか?う〜ん・・「やっぱりなあ・・」ですかね(苦笑)。どすーんと重い低音部と,やたらに元気な高音部,あんなにでかいのに間が綺麗に抜けてる中音部。いわゆる典型的なドンシャリちゃんです。さすがバブル期の産物だけに,箱の作りは大変しっかりしてますし,恐らくユニットも充分な厚みが確保されている。品のないヤンキーにも似た味付け過多な音傾向を除けば,質感そのものは決して安っぽくはないと思います。確かめてはいませんけど,下記薄口アンプなんかと合わせれば,本領を発揮するんじゃないでしょうか(実際,LS-D500をそにんと合わせると,サンスイより遙かにウマが合った)。サンスイを動かす気のないあっしは,結局本機のほうを里子に出しちゃいましたけど,しっかりした作りにケンウッドの意欲を感じる一台でしたねえ。
(\60,000 → \10,500)


Sony TA-F333ESJ
(2008年 3月 15日)



型式 プリメインアンプ
実効出力(20Hz〜20kHz) 140W+140W(4Ω)
120W+120W(6Ω)
100W+100W(8Ω)
高調波歪率 0.004%(10W出力時、8Ω)
混変調歪率 0.004%(定格出力時、8Ω、60Hz:7kHz=4:1)
周波数特性 Phono MM:20Hz〜20kHz ±0.2dB
Line系:2Hz〜200kHz +0 -3dB
SN比(Aネットワーク) Phono MM:87dB
Phono MC:68dB
Line系:105dB

入力感度/インピーダンス Phono MM:2.5mV/50kΩ
Phono MC(40Ω):170μV/1kΩ
Phono MC(3Ω):170μV/100Ω
Line系:150mV/20kΩ
出力レベル/インピーダンス Rec out:150mV/1kΩ
Headphone:25mW/8Ω
トーンコントロール Bass:±7dB(100Hz)
Treble:±6dB(10kHz)
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 260W
外形寸法 幅470×高さ165×奥行435mm
サイドウッド取外し時の幅:430mm
重量 21.3kg
付属 ワイヤレスリモコン RM-J350


僻地に住む音楽仲間が,余りにも以前あっしのあげた音響機器を大事に使ってくれていたので,もっと良いヤツをあげたくなってしまいました。春薫る三月,いつもの如くふらりと入った売り場で発見したのがこれ。前のオーナーさんが大事に使っていたのがありありと分かる状態の良い品で,そにんのESシリーズの音を聴いてみたかったあっしは迷わず購入しました。

重さ22キロ。ずんぐりとした筐体とは裏腹に,出てくる音はすっぺりと薄口。MOS-FET系の特徴らしいのですが,シャリっとした高音部の風合いと,サラサラヘアーのように扁平で淡泊な音作りが特徴です。全体に厚みと量感の少ない音場で,ダイナミックな押し出しの部分を犠牲にしても,透明度や見通しの部分を大切にしようとしたんだなあという印象です。価格的には代表的な中級機競合ライン(798クラス)より中二階ぶん上,山水の607シリーズやビクターの911,921クラスがライバルですか。

同じダイヤを使い,下宿でサンスイ君と聴き比べ。やはりベクトルが違うようで,高域の,特に打楽器類にどちっとした厚みと押し出し感をもたせることのできるサンスイ君に対しいかにも淡泊で大人しく,強調している高域の周波数帯が微妙にシンバル類とはずれているようで,やや打楽器の表現は苦手なようです。お金の掛かった回路ですので,音それ自体の質感はさすが。音が良いとか悪いとかいうよりは,向き不向きのはっきりしたアンプということでしょう。実質的に打楽器が前に出てこない楽曲(要するにクラシック)であれば,本機の優位性は良く生かされるんじゃないでしょうか。

美しいサイドパネルと,サンスイをも上回るどでかい箱が所有欲を満たしてくれる本機,ちょっとあげるのが惜しかったんですけど,同じ様なもんを二台置いてても仕方ない,ということで,朋友にあげることにしました。大事にしてもらうのだよ・・。余談ながら本機もオンキョーくんと同様,スピーカー切り替えスイッチの接点不良が宿命です。お買い求めの際はご注意を。
(\90,000 → \15,750)


Diatone DS-300V
(2007年 4月 7日〜2007年9月末)
(2008年8月26日控え昇格〜2009年6月25日勇退,12月2日出奔)

方式 2ウェイ2スピーカー・バスレフ方式・防磁タイプ(EIAJ)
使用ユニット 低音用:16cmコーン型
高音用:5cmコーン型
公称インピーダンス 6Ω
再生周波数帯域 45Hz〜30000Hz
出力音圧レベル 87dB/W/m
クロスオーバー周波数 1500Hz
最大入力 150W(EIAJ)
外形寸法 幅200×高さ385×奥行286mm
重量 8kg
備考 ネットグリル、OFCスピーカーケーブル付属

何を買っても音域の狭い,厚ぼったい音のしかなく,「小型スピーカーで小さく音を出しても,バランス良く涼しげにすっきりと鳴ってくれるヤツはいないのか・・」と思っていましたら,何たる僥倖!唯一の例外ダイヤトーンのが安値で売られているじゃあーりませんか。

以前,寝室で寝るときに小音量で音楽を愉しむオヤジのために,小型のスピーカーをプレゼントしようと思い立ち,DS-300を買って送ったことがありまして。後日帰省した折りにその音を聴いたところ,これが自分の所有しているKenwoodの2ウェイより遙かに上品ですっきりとバランスの取れた音を出しているのが分かって驚いたような次第で。まさかもう一度,そのダイヤ君(しかも「V」が付いてるぶん,ちょっとだけ上位機種)に出逢えるとは思いませんでした。欣喜雀躍,その場で購入したのは申すまでもありません。

オヤジの所へ貰われていく予定のビクター製アンプと繋いで,後日音出し。高域のジャリっとした目詰まり感や,低域の抑揚と立体感の不足が感じられるとはいえ,さすがはダイヤ腐っても鯛。この値段で,これだけすっきりバランス良くまとめておられるのは,さすがじゃないでしょうか)。
(\55,000 → \7,350)

びく太アンプとは相性が良かった本機だが,その後意外にも,かなりアンプを選ぶスピーカーであることが分かってきた・・。英国紳士もオンキョーも,彼からはモヤっと昼行灯な高音と,ぼやけた低域しか出せなかったのである。いっぽう,なぜか下宿のサンスイ君とは好相性。繊細な高音と,バランスの取れた和風薄口だれのような音で愉しませてくれた。様々なアンプを繋いで得た最終的な傾向は「薄口で繊細な高域,ぼってり厚い中域と,その間に埋没する量感不足の低域」といったところ。非常に御しにくいスピーカーだ。「ダイヤの小型は気難しい・・」本機はこのセルフ格言を私に学習させ,「バランス良く素直なスピーカーを作るメーカー」というダイヤトーンのイメージを,大きく変えた記念すべき一台である。

使い道を見いだせないまま,下宿の肥やしと化していた本機。その後そにん798アンプとオンキョーの超小型SPでネオ卓上システムを組んだ際,彼らを補佐する名目で使用したところ,オンキョー君との凸凹関係は,丁度歯車が噛み合うように良かった模様。サラウンドとして優秀に働いた。単体では使えないが,ドンシャリ系のスピーカーを補うサラウンドとしてなら使いでがあるだろう。その後,卓上メインSpにD-102EXGを買っちゃったので,本機は押し出されて隠居。2009年暮れに卓上アンプを換える際,友人にもらわれていく607DRの三点セット要員として出奔,第二の人生を送ることになりました。



Sony TA-F333ESX
(2008年 4月 24日〜2009年9月1日勇退)


実効出力 140W+140W(20Hz〜20kHz,4Ω負荷)
120W+120W(20Hz〜20kHz,6Ω負荷)
入力感度および
入力インピーダンス Phono,MM 2.5mV/ 2.5mV/50kΩ
MC(40Ω) 170μV/1kΩ
MC(3Ω) 11μV/100Ω
CD,TUNER,AUX,TAPE, 150mVmsV/50kΩ
出力電圧および
出力インピーダンス REC OUT 150mV/1kΩ
Speaker適合インピーダンス4〜16Ω
105W+106W(20Hz〜20kHZ\z,8Ω負荷)
出力帯域幅 10Hz〜100kHz(50W出力,高調波歪率0.02%, 8Ω負荷)
高調波ひずみ率 0.002%以下(10W出力時,8Ω負荷)
混変調ひずみ率 0.004%以下(定格出力時,8Ω負荷,60Hz:7kHz=4:1)
スルーレイト 125V/μsec,250V/μsec(インサイド)
ダンピングファクター 100(1kHz,8Ω)
周波数特性 PHONO, RIAA カーブ±0.2dB
CD,TUNER,AUX,TAPE 2Hz〜200kHz(+0,-3dB)
SN比 PHONO 87dB(MM),68dB(MC) 105dB

入力感度および
入力インピーダンス PHONO,MM 2.5mV/50kΩ
MC(40Ω) 170μV/1kΩ
MC(3Ω) 171μV/100Ω
CD,TUNER,AUX,TAPE 150mV/50kΩ
出力電圧および
出力インピーダンス REC OUT 150mV/1kΩ
Speaker適合インピーダンス4〜16Ω
HEADPHONE 25mW/8Ω
トーンコントロールBASS(100Hzにて)
+4,-3.5dB(ターンオーバー周波数200Hz)
+6,-5dB(ターンオーバー周波数400Hz)
TREBLE(10kHzにて)
+7,-8dB(ターンオーバー周波数3kHz)
+4,-5dB(ターンオーバー周波数6kHz)
サブソニックフィルター 15Hz以下,-6dB/oct
電源 AC100V 50/60Hz
消費電力 245W
大きさ 470(幅)×161(高さ)×236(奥行)mm
※サイドウッド取りはずし時430(幅)mm
重量 18.6kg


最早飽和状態。何一つ買う必要が無くなったにもかかわらず,またビョーキがムクムク再発。日中,ヘッドホン要員として机上で酷使している上記デンオンプレーヤーも,三点セットにしたくなってしまった。そんな折り,名機の誉れ高いそにんの798マシンを見かけてしまったからたまらない。かなりの割高感にも拘わらず,また要らぬものを買ってしまった・・。

1986年と,最早ポンコツに近い初老のアンプながら,出てくる音はさすがバブル最絶頂期。ずっしり重たい筐体もただのこけおどしじゃござんせん。実はそにんの
ESシリーズを試すのはこれが二台目で,前回は友人への贈答用に買ったシリーズ最終機ESJなんですが,恐らく設計者がみな同じなんでしょうねえ。この初代ESXMOS-FET機でないにもかかわらず,まるっきりESJと同傾向。締まり気味の低音とシャリっとした高音。全体にペラっと薄味の都会的な肉付けが印象的で,武骨な見てくれとはおよそ似つかわしくありません。

音の輪郭にダイナミックな立体感がある山水に慣れているせいもあるんでしょうが,やはりソニンのシャリついた音作りはやや馴染めない。とはいえ,ダイナミズムを削ってまで透明度を重視する響音設計思想には,一貫したキャラを感じますし,何しろ物量投入機。決してチープなもんじゃありません。価格的にも音作りの確かさの面でも頭一つ抜けた山水と,バランス感覚天下一のオンキョーに次いで,この価格帯ではしっかりした音を作っているアンプじゃないでしょうか(あ,他にビクターが居たな)。卓上に置けるサイズでできるだけ高めの,との条件をクリアした下記オンキョースピーカを抱き合わせ,小音量でちびちび愉しみたいときなど,これでしばらくは退屈しませんな。音はメインのラックス男に遠く及ばないですけれど。
(\79,800 → \10,500)

調子も良く,音の好み以外にはさしたる不満もなかった本機。しかし,偶然立ち寄ったいつものジャンキースポットで,オヤジ向けに以前出荷して音質に惚れ込んだビクターアンプを見つけてしまったからたまらない。折良く,音響機器を欲しがっていた職場の仲良し同僚に,そにん997プレーヤー3千円,ケンウッドSPと抱き合わせ,ハイぷれぜんと。大いに可愛がってもらって,幸せな余生を送るのだよ・・。


Sansui AU-α607DR
(2001年暮れ〜2009年12月2日転進)

型式 インテグレーテッド・アンプ
<パワーアンプ部>
実効出力(10Hz〜20kHz、両チャンネル同時作動) 6Ω:105W+105W
8Ω:90W+90W
全高調波歪率(実効出力時) 0.003%以下(8Ω)
周波数特性(1W) DC〜300kHz、+0 -3dB
混変調歪率 0.003%以下(8Ω)
ダンピングファクター 150(8Ω)
入力感度/インピーダンス(1kHz) 1V/5kΩ
SN比(Aネットワーク) 120dB以上
ダイナミックパワー 2Ω:280W
4Ω:220W
6Ω:155W
TIM歪(SAWTOOTH) 測定限界値以下
スルーレイト 180V/μsec
ライズ・タイム 0.6μsec

<プリ部>
入力感度/インピーダンス(1kHz) Phono MM:2.5mV/47kΩ
Phono MC:300μV/100Ω
CD、Tuner、Line、Tape/DAT1・2・3:150mV/20kΩ
Phono最大許容入力 MM(THD 0.01%):210mV
MC(THD 0.1%):21mV
周波数特性(1W) Phono MM:20Hz〜20000Hz、±0.2dB
CD、Tuner、Line、Tape/DAT-1・2・3:DC〜200kHz、+0 -3dB
SN比(Aネットワーク) Phono MM:88dB以上
Phono MC:70dB以上
CD、Tuner、Line、Tape/DAT-1・2・3:110dB以上
トーンコントロール BASS最大変化量:±6dB(50Hz)
TREBLE最大変化量:±6dB(15kHz)
サブソニックフィルター 16Hz(-3dB)、6dB/oct
ラウドネス 50Hz:+4dB
10kHz:+3dB
<総合>
定格消費電力 250W
外形寸法 幅430×高さ159×奥行446mm
重量 18.0kg
備考 別売:リアルサイドウッドSW-AU2(1セット、\12,000)

このアンプは2001年暮れ,まだ出来立てのせいか好いものを並べていた近所のハードオフで一目惚れして購入。生まれて初めて買った,まともな単品オーディオ機器になりました。サンスイ電気は,確かな技術力と硬派なポリシーを持ち,かつては国内屈指の名門メーカーだったんですが,経営陣の失策で風前の灯火に。アンプ,それも「07シリーズ」と呼ばれる「*07」が付くアンプはその中核で,名器揃いとされてるようです。

このモデルは1991年に出た「07」のDRシリーズの中位機種。あんまり売れなかったのか,まるでネット上に情報がなく,良いものなのかどうかは全く分かりません・・。それでも,実家で兄が使ってるセット(DenonのPMA2000にDiatoneのDS1000ZX)より,素人耳にも明らかに音がいいのは何で?

ちなみに,2005年頃からさすがにガリが出始めました。ヴォリュームが密閉型で接点洗浄剤も吹き込めないんですけど,ツマミを頻繁に上げ下げすればほとんど鳴らなくなりますので,騙しだましあと数年は頑張ってもらう予定です。

10万以下のアンプは随分聴きましたが,これとビクター,オンキョーが御三家でした。一番バランスの良いのがビクターで,本機は第二位。ビクターにきびきびとしたメリハリを加えたような音作りです。高域がメリハリ強く厚いのが美点で,ジャズを上手に鳴らします。反面,低音がやや膨らむ音癖があり,6畳間にダイヤのDS-800ではどうしてもブーミー過ぎまして。試行錯誤の挙げ句,2008年からはスピーカーをオンキョーの小型(D-202AXLTD)に付け替え,低音過多を解消しました。さすがにA級アンプには適わないものの,充分いい音の出るアンプです。まだ働ける状態でしたし,愛機でもありましたが,2009年12月,長いこと探していた後継機種の607MRを見つけてしまったため交替。懇意にしている友人に貰われて余生を送ることになりました。幸せになるのだよ・・。
(\89,800 → \22,000)

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データの一部はオーディオ回顧録さん,オーディオの足跡さん
から引用させて貰いました。ありがとうございます。


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